札幌和楽器フェスティバル(2019年4月26日)Sapporo Wagakki Festival(26 Apr, 2019)
「和」の醍醐味、ここに!!
北海道札幌市の「札幌市教育文化会館」の大ホールで、「札幌和楽器フェスティバル」が開催されました。
北海道で活躍されているアーティストの方々が出演されたステージは、最初から最後まで、幅広い世代の来場者の方々の心を捉え、時間が経つのも忘れるほど、とても見応えのある素敵なコンサートでありました。
情熱的かつ繊細であり、激しさと優しさを兼ね備えた、美しく突き抜けるような音色の「津軽三味線」、
一際目立つ存在感と、どこまでも響き渡り続けるような迫力があり、情感豊かな美しい音色の「和太鼓」。
日本古来から親しまれてきた独特の音色を奏でる「和楽器」は、日本独特の美意識や感性に彩られていて、その音色には清浄で神聖な雰囲気があり、魂のこもった演奏は身体を鼓舞するように胸に響き渡りました。
大地の息吹を吹き込まれているような、生命の鼓動を感じる「民謡」の唄声は、澄みきった中に独特の力強さと伸びやかさがあり、美しい言葉の流れが光のように降ってくるように、心地良い響きに包まれました。
目を見張るような芸が次々と繰り広げられる「パフォーマンス」では、眼前に展開される光景に息を呑み、一瞬一瞬の動きに目を奪われ、期待が渦巻く表現方法(魅せ方)に、その世界観に惹き込まれました。
「和楽器」の演奏から「民謡」や「パフォーマンス」を交えた演奏まで、様々なコラボレーションで披露され、その多彩な演出は、多面的に楽しんで欲しい想いに満ちた、記憶に残るステージとなっていました。
アーティストの方々の「技」や「魅力」が満載のステージは、光彩を放っていて、魅了され続けましたし、終演後には来場者の方々から、歓喜の声と拍手がどよめきのように沸き起こる、大盛況でありました。
チケットを購入してから開催日までの約3ヶ月間、期待に胸を膨らませて日々を過ごし、そして、迎えた当日には、強い歓喜の表情が、感情の光のように沸き上がり、全身を包みこむように、とても感動しました。
アーティストの方々が、音楽を通して表現している(伝えている)姿は凛として魅力的でしたし、私自身が身体で受け止めて、感じたもの、共鳴したものは、自分の中の幸せとして、大切にしたいと思いました。
今宵披露されたステージは、和楽器をはじめとした日本の伝統音楽の「美しさ」と「格好良さ」を身近に感じることができ、日本人が潜在的に持つ美意識と繋がって、来場者の方々に感動を引き起こしていました。
「和」を大切にされているアーティストの方々が全力で披露された「技」「華」には、アーティストの方々の「心の中の想い」が旋律や唄声、パフォーマンスに現れていて、その熱き想いに心を揺さぶられました。
アーティストの方々の心の真ん中にある、日本伝統の「和」を大切にする気持ち、その揺るぎない想いが、伝統を敬い、新しいものを創出していく精神、さらには人と人との「和」に繋がっていると感じました。
多彩な演出とともに披露された最高峰の演奏・唄声・パフォーマンスは、心惹きつけられる、「和」の素晴らしさを伝えてくれるものであり、日本の伝統と新しさが融合した、美しい「和」の世界でありました!!
〜 「和」に彩られた華麗なる一夜より 〜
【開催地】北海道札幌市 札幌市教育文化会館