民謡和楽器バンド Ezo'n コンサート 〜歌姫〜(2020年9月27日)Folk Song Wagakki Band...
大樹町に咲いた「和奏の一番花」!!
北海道広尾郡大樹町の「大樹町生涯学習センター」で、「民謡和楽器バンド Ezo'n コンサート 〜歌姫〜」が開催され、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、座席数を制限した配置で、公演は行われました。
当日は、大樹町を代表する「日方川太鼓保存会」の皆さまも出演され、ステージを盛り上げられました。
今年は新型コロナウイルスが世界を席巻し、これまでの当たり前の日常が、当たり前でなくなる現実に直面するなど、世界中の人々が、今なお、様々な思いを抱きながら、日々を過ごされていることと思います。
音楽業界の方々にとっても、これまでのようにステージで演奏する機会が失われ、新しいライブの形として配信ライブを実施されたり、新たな事業の取り組みなど、現在の生活様式に合わせた変革も生まれました。
今回、新型コロナウイルスとの共存生活の中、感染予防対策を徹底して、どこの地よりも先陣をきってコンサートの開催を決断され、再びコンサートを楽しめる機会を提供して下さった皆さまに感謝しています。
合いの手や歓声を出すことはできないため、拍手と手拍子による応援での新しいスタイルでありましたが、コンサートを楽しめる機会に感謝しながら、「美しい和奏」を一曲一曲、大切に味わわせて頂きました。
「和楽器」の優雅で美しい音色にのせて「民謡」の雄大で麗しい唄声が会場に響き渡ると、目の前が明るさを帯びてくるのを感じるとともに、これから始まる「華やかな旋律美」の世界に、心地良く誘われました。
日本で古くから親しまれてきた「民謡」と「和楽器」により奏でられる魂を込めた演奏は、来場者の方々の胸に響き、海外の方々にも「これぞ日本」と感動できる、心の奥から湧きあがるものを感じると思います。
雅やかで趣のある和奏は、来場者の方々の「心を包み」、来場者の方々へ「想いを贈る」、奏者の方々と来場者の方々が「時間」と「空間」を共有して心から楽しめる、高揚感や一体感を共感しあえた演奏でした。
終演後には、吹き零れるような悦びを、抑えることができないほど、心の底から充足感が湧いてきて、清々しい気持ちになりましたし、来場者の方々からの温かい拍手が、大音響で鳴り響く、大盛況でありました。
コンサートのタイトルにある「歌姫」には、発売されているCD「歌姫」への想いが込められているのだと思いますし、私自身にとっても「民謡」や「和楽器」に慣れ親しむことができた原点でもあるといえます。
思い返せば、Ezo'nの生演奏を初めて聴いたのは、2018年11月15日に札幌市で開催された「民謡バンド Ezo'n in ELMANGO」で、CD「歌姫」は発売前でしたので、披露された楽曲に斬新な印象を受けました。
時が流れてもあの時と変わらず「民謡の格好良さ」が伝わる楽曲が大好きですし、これまでの想いを解き放つような気合の入った迫力の演奏に、身体の中で美しい音楽が演奏されているような興奮に包まれました。
Ezo'nが披露された「伝統が創る日本の響き」は、コロナ禍の中の日常に爽やかな風が吹くように、来場者の方々の、顔が自然とほころび、心が弾み、明るい気持ちになる「元気が花咲く和奏」でありました!!
〜 夏の終わりに、美の和奏を響かせて 〜
【開催地】北海道広尾郡大樹町 大樹町生涯学習センター