元U-18四天王! 民謡日本一の医大女子(AブロックB)
大いなる志!!
今から二年前、U-18大会に彗星の如く現れた、一人の少女。
「青春をTHEカラオケ★バトルに懸けようかなっと(笑)。」
「素晴らしい!!」
北海道室蘭市出身の竹野留里ちゃん。
彼女は幼い頃から民謡を習い、15歳の時、史上最年少で民謡日本一の称号「名人位」を獲得した強者。
そして番組では、その節回しを武器に、2度の優勝。
U-18大会において、最も恐れられる存在「四天王」の一人にまで上り詰めた。
去年秋の出場以来、受験勉強に専念していた彼女は今・・・。
「こんにちは!」
晴れて志望校に合格、札幌市内で新生活を始めていた。
「どうですか1人暮らしは?」
「家事とかするのが面倒臭くなってきました(笑)。」
そんな少し大人になった留里ちゃんが通う大学は・・・。
「札幌医科大学です!」
昭和25年に設立された札幌医科大学。
ここで彼女は、心と身体のリハビリを行う専門家「作業療法士」になるための勉強をしている。
THEカラオケ★バトルは久しぶりの参戦。思いは・・・。
「元四天王なんで。現役じゃないんで。ちょっとそれをいち早く現役の何かに変えたい。目指せ大学生女王ですね。」
しかし、迎えた本番当日、思いがけない強者が立ちはだかった。
「ここで負けたら自分じゃない気がするんで。勝ちます。」
実は今回、彼女にはある変化が・・・。
「今までは演歌が中心だったんですけど、今回はポップスを歌おうと思います。大学生なんで、ちょっと変わった一面も出せたらいいなと。」
新たな新境地で挑む、大学生大会初戦。
選んだ勝負曲は・・・DREAMS COME TRUE 「やさしいキスをして」
堺オーナー:あなたの今の歌声っていうのはもう、非常に惹きつけられるものがありましたよ。
留里ちゃん:そうですね。しばらく歌ってなかったので、感覚をちょっと忘れかけていたんですけども、
99.5という数字を見まして、私の闘志が燃えました。
堺オーナー:あぁぁ。
篠原さん :この歌って本当に難しくて、もうこの歌を作った吉田美和さんしか、もう歌えない歌って
思い込んでいたら、留里ちゃん、いましたね。
留里ちゃん:ありがとうございます。
篠原さん :泣けた。
堺オーナー:どのくらいの点数いってると思いますか。
留里ちゃん:いやぁ、結構出し切れたと思うので、この点数は越えてるのではないでしょうか。はい。
堺オーナー:あぁぁ。
柳原さん :いやぁ、玲奈ちゃんも堂々と座ってて良い点数なんですけどね。
堺オーナー:本当ですよ。
新境地で挑んだ今大会は、ブランク明けの出場、最有力の優勝候補、全国の方々の期待に、既出の99.509の得点も重なり、様々な要素が交錯して、私達では想像できない程のプレッシャーがあったと思います。
闘志に燃えた留里ちゃんの歌声は、堺オーナーの言われた通り、会場の雰囲気を完全に支配し、留里ちゃんの世界に変えた、その場にいる方々の心を、唯一無二の存在「留里ちゃん」に惹きつけるものでした。
静寂(切ないピアノ伴奏)の中で響き渡る、麗しさと切なさと心強さを感じる歌声は、臨場感に溢れており、全力を傾けて解き放たれた、切々と心に訴えかけるその熱唱に、魂の揺さぶりを感じました。
全国の数多の人々が、新境地を切り拓いた留里ちゃんの歌声に、心を打たれ、充足感に満たされ、さらに、再びこうしてTHEカラオケ★バトルで歌唱する勇姿を観れたことが、何よりの至福であったと思います。
予選全体では2番目の高得点であり、本当に残念な結果でしたが、心震わす歌声に凄く感動しました。
「大学生女王」になる志に向かって、不屈の精神で頑張る留里ちゃんを、心より応援しています!!