打倒!鈴木杏奈に燃える!秀才理系女子(Bブロック④)
THEカラオケ★バトル史上最大の名言!!
「倒したい相手はいるんですか、今回?」
「杏奈ちゃんです。絶対倒します。」
打倒前回大会王者を掲げるのは、北海道屈指の進学校理数科に通う、竹野留里ちゃん16歳。
民謡大国北海道で育んだその歌声で、彼女はこれまで幾度となく民謡大会でチャンピオンに輝き、
何と15歳で民謡日本一に与えられる称号「名人位」を獲得した。
そんな彼女が、THEカラオケ★バトルに初参戦したのは、今年の2月。
その歌声は「爆弾のような歌声だって!って震えてた」「すごい逸材ですね」と聴く者の度肝を抜いた。
そして、初出場ながら98点台の高得点を獲得。
しかし、その後に歌った最年少四天王鈴木杏奈ちゃんに、実力の差を見せつけられた。
「小学生になんか負けてられないと思ってた。絶対小学生に負けたくなかった。」
大会直後から打倒!鈴木杏奈!を目標に猛特訓を開始。
学校が終わると必ずカラオケで歌い、家に帰ってからはその歌唱動画を見て自己分析。
この2ヵ月の間、毎日欠かさず練習を重ねた。
「本当に悔しかったみたいですね。今まで年上の人に挑戦して挑戦して勝ってきて、年下の人にっていうのはあんまりきっと経験がそんなに少ないので。」
歌で初めて味わった屈辱。
「ホント次こそは勝ちたいです。もうあの悔しさは味わいたくないので・・・。」
しかし、今回も四天王はとてつもなく強かった。
同じ相手に二度は負けられない。後は自分を信じるだけ。
その勝負曲は・・・長山洋子「じょんから女節」
堺オーナー:心に染み入りましたよ。
留里ちゃん:ありがとうございます。
勝俣さん :積んでるエンジンの馬力が違うって感じなんですよ。
だから上手いだけじゃなくて、歌に迫力があるんで。
もう歌った途端、風は吹いてくるわ、雪は舞ってくるわ、波も食らうわみたいな。
室井さん :紅白(歌合戦)のトリを聴いちゃったみたい。
堺オーナー:ねぇ、そのぐらい迫力と実力を持ってましたよね。
あなたこの前、あの鈴木杏奈ちゃんに負けた瞬間に、
凄いやっぱり辛そうな顔になってたもんね。
留里ちゃん:はい(笑)。
堺オーナー:その悔しさを胸に、今回も練習してきてくれたという事ですね。
留里ちゃん:前より練習してきました。
柳原さん :なんか何でも部活まで辞めて頑張ってくれたんでしょ?
留里ちゃん:そうです(笑)。
堺オーナー:え~っ!? 部活は何やってたの?
留里ちゃん:バスケットボール部だったんですけど・・・。
青春をTHEカラオケ★バトルにかけようかなっと(笑)。
ゲスト一同:素晴らしい!!
堺オーナー:優勝が決定いたしました(笑)。
今の歌で自信はいかがですか?
留里ちゃん:倒したいという気持ちは凄い強いです。
堺オーナー:他方、鈴木杏奈ちゃんは?
杏奈ちゃん:私も四天王として、負けるわけにはいかないので、この席は守りたいと思ってます。
ブロック | Bブロック④ |
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勝負曲 | じょんから女節(長山洋子) |
点 数 | 99.162 |
結 果 | 敗者復活(各ブロック2位の最高得点者)で決勝進出 |
備 考 | ②番目に登場したU-18四天王の鈴木杏奈ちゃんが99.698を出しており敗者復活候補へ |
先に歌った鈴木杏奈ちゃんに99.698点の高得点を出されて、厳しい状況でしたが、留里ちゃんが歌い始めると、ど迫力の歌声でゲスト一同のみならず、会場全体を魅了していました。
聴き入ってしまう素晴らしい歌声は、堺オーナーが言われた通り、心に染み渡りました。
改めて、留里ちゃんの歌の素晴らしさを実感したとともに、決勝進出して欲しいと願いました。
99点台を出しての敗退という本当に残念な結果でしたが、敗者復活候補へ名乗りを上げ、後は残りブロックの得点結果待ちとなり、祈る気持ちで見ていましたが、最終的に敗者復活で決勝進出できました。
留里ちゃんの決勝進出が確定して喜んでいた姿は、とても微笑ましかったですし、得点で見れば予選全体を通して3番目の高得点という、文句なしの決勝進出でした。
そしてこの時、THEカラオケ★バトル史上、最大の「名言」が生まれた瞬間でもありました。