民謡和楽器バンド Ezo'n コンサート in 伊達(2019年8月10日)Folk Song Wagakki Band...
夏夜に舞う「美の和奏」!!
北海道伊達市の「コスモスホール」で「民謡和楽器バンド Ezo'n コンサート in 伊達」が開催されました。
留里ちゃんの地元”室蘭”の隣町ということで、「民謡和楽器バンド Ezo'n」の一員として、凱旋コンサートのような様相もあり、この日の到来を待ち望んだ来場者の方々で会場が埋め尽くされる中、行われました。
開演とともに、沸き上がる喜びに身を任せた来場者の方々から盛大な拍手が起こり、「民謡」と「和楽器」により奏でられる甘美な音の波が、会場の中をきらきらと光りながら走り抜けるように響き渡りました。
「民謡」と「和楽器」に、柔らかく純粋な洋楽器(キーボード)の音色が連鎖したEzo'nが奏でる楽曲は、
澄んだ夏空を駆け抜けるように、明るく爽やかに優雅な音色を奏で、華やいだ雰囲気に包み込みました。
日本各地で古くから歌い継がれてきた郷土の伝統音楽である民謡は、「故郷の自然」や「人々のリズム」を感じられ、その艶やかで繊細な節回し、光を照らす太陽のような暖かい唄声が、心に降り注ぎました。
自然の音の揺らぎや和みが豊かな和楽器は、日本独特の「わび」「さび」、そして「懐かしさ」「優しさ」「寂しさ」などの感情表現力に溢れていて、身体の奥から湧きあがる響きに、魂を揺り動かされました。
心地良く響く「和ポップ」な楽曲に、意識を一気に吸い寄せられ、身を乗り出して演奏に夢中になったり、美しい調べに目を閉じて聴き入ったり、演奏に合わせて手拍子を叩いたりと、終始、惹き込まれました。
また、楽曲の中には音楽を通した一体感を創出する、ともに音楽を楽しむ演出などもあり、序盤からパワフルに披露されたステージは、歓喜が差し昇る月の光のように来場者の方々を照らす、大盛況でありました。
大地のように雄大な「民謡」の唄声と日本の美を感じる清らかな「和楽器」の音色が織り成す、日本の情景や風情を奏でる楽曲は、郷愁を感じさせるとともに、心に安らぎや高揚感、生きる力が伝わってきました。
さらに、天高く突き抜けるような迫真かつ躍動感溢れる演奏は、夜空を照らす星の如く優美な煌きを放ち、心に花を咲かせるように、「美しい言葉」を奏で、「美しい音色」を紡ぎ、「美しい余韻」を残しました。
目の前で奏でられる生演奏は、奏者の方々の魂の響きが来場者の方々を包み込み、音楽の持つ力を何倍にも増幅し、その音響を一度体感すると、その楽しさからやみつきになってしまう「極上の魅力」があります。
生演奏には生演奏でしか感じられない音(響き)があり、奏者の方々のその瞬間でしか味わえない音色は、来場者の方々の心を強く打ち、感動や喜び、楽しさなど、たくさんのものを与えてくれると思いました。
上質な生演奏による、いつもより贅沢な時間、そんな特別な時間の中で生命感みなぎる和の奏でを楽しむ、その「和奏の空間」には、何物にも代えがたい感動と、いつまでも聴いていたい音楽が響いていました。
Ezo'nが披露された「夏夜の和奏」は、奏者の方々と来場者の方々の心と心をひとつに繋ぐ架け橋となる、
いつまでもこの時間が永遠に続きますようにと、願わずにはいられない、「至福の和奏」でありました!!
〜 「和奏の華」が咲き誇った夏夜より 〜
【開催地】北海道伊達市 コスモスホール